股関節が痛いのはなぜ?太ももの筋肉(大腿四頭筋)が原因のことが多い理由|岡山市北区の整骨院から解説

🚶‍♀️ 股関節が痛い、歩くと付け根が詰まる…その原因、関節だけと思っていませんか?

股関節の痛みで整形外科や整骨院を受診される方の多くは、
「関節の変形が原因?」「年齢のせい?」と不安になります。

実は、**筋肉の硬さ(特に太ももの前の筋肉=大腿四頭筋の緊張)**が
股関節痛の大きな原因になっていることが多いのです。


✅ 股関節痛の原因として多い「大腿四頭筋の過緊張」とは?


▶ 大腿四頭筋ってどんな筋肉?

大腿四頭筋は、太ももの前にある大きな筋肉で、4つの筋肉の集まりです。

  • 大腿直筋(だいたいちょっきん):骨盤の前から膝まで走っています
  • 外側広筋・内側広筋・中間広筋:大腿骨の前側から膝蓋骨(お皿)を介し脛骨(すねの骨)につながります

つまり、大腿四頭筋は骨盤〜膝にかけて太もも前面を支える筋肉群


▶ 過緊張すると股関節に何が起きる?

  • 太ももの前が硬くなることで股関節の付け根が詰まるような感覚になる
  • 股関節を外に開く(外旋する)動きがしづらくなる
  • 骨盤が前に引っ張られて前傾姿勢になり、負担が増す
  • 結果として股関節痛や違和感が出やすくなる

❗ 痛みのある人ほど股関節の外旋ができない

股関節は本来、肩関節と同じ「球関節」で大きく動ける構造です。
ですが、外旋(外に開く動き)ができなくなると関節の中で圧が高まり、
まるで「股関節の五十肩」のように動かしにくくなり、痛めやすくなります。


✅ 40代以降なら関節そのものの変形も視野に

筋肉の問題が多い股関節痛ですが、40代以降になると
変形性股関節症など、関節そのものの問題が潜んでいるケースも。

この場合、レントゲンでの確認が重要です。
もし股関節の痛みが長引く・動かすとゴリゴリ音がするなどあれば、整形外科での画像診断をおすすめします。


👟 靴の影響も忘れずに

実は足元の不安定さが、股関節の負担を大きくします。

  • かかとが柔らかく、足首がグラグラする靴はNG
  • 日本足病科協会の基準に沿った「かかとが硬く、ねじれにくい靴」がベスト

岡山市北区で整骨院をお探しの方は、靴選びの相談もお受けしています。


📝 まとめ

股関節痛の主な原因対策
太もも前(大腿四頭筋)の過緊張ストレッチ・体幹調整
骨盤の前傾姿勢改善・体の使い方指導
靴の不適合安定した靴に変更
関節の変形(40代以降)レントゲンで確認+可動域維持