スポーツや仕事で膝に水が溜まる?繰り返し動作と負担の蓄積がカギ!
「運動すると腫れてくる」
「仕事のあと膝がズキズキする」
そんな方は**“膝の使いすぎ”より“使い方の間違い”**が原因かもしれません。
✅ スポーツや仕事で起こる膝水腫のメカニズム
膝に水が溜まるということは、膝関節または周囲の組織に炎症反応が起きているということ。
その炎症を引き起こすのが、実は「使いすぎ」ではなく、
■ 繰り返しの同じ動作
■ アンバランスな体の使い方
■ 筋力の不足や偏り
こういった身体のクセ・弱点の蓄積です。
👟 よくある原因例【職業・スポーツ別】
■ 長時間の立ち仕事・工場勤務
- 同じ足に体重を乗せがち
- 床が硬くて衝撃が直に膝に伝わる
→ 膝の内側に負担集中 → 炎症・水腫
■ 登山・ウォーキング・マラソン
- 膝を曲げ伸ばしする頻度が多く、摩擦が蓄積
- 下り坂・階段で膝の前側に強い負荷がかかる
→ 膝蓋下脂肪体や滑液包に炎症 → 水が溜まる
■ サッカー・バスケ・テニスなどのストップ動作
- 急ブレーキや切り返しが多い
- 足首が不安定だと膝のねじれストレスが増加
→ 関節の炎症 → 水腫を繰り返す
🧩 体のバランスが崩れていると“膝”に集中しやすい
- 腰が反っている人(反り腰)
- お尻の筋力が弱い人(特に中殿筋)
- 足首が内側に倒れている人(過回内)
このような人は、膝関節が代償的に頑張る=負担が集中する関節になりがちです。
結果的に、運動や仕事の中で膝が「炎症 → 水腫」へと進行しやすくなります。
💡 実際の症例から
40代男性・建築業:夕方になると右膝が腫れる
→ 足のサイズに合わない柔らかい作業靴+片足体重のクセ
→ 靴の変更と骨盤の再調整で2ヶ月後には腫れが起きなくなる
✅ 対策:3ステップで根本改善
Step1|原因の動作を把握する
- 日常やスポーツで、どんな膝の使い方をしているかを見直す
- 左右差・足の着き方・重心移動を分析(整骨院での評価が有効)
Step2|膝を守る靴・サポートアイテムを活用
- かかとが硬く、ねじれにくい靴を選ぶ(足病科協会推奨)
- 必要に応じてインソールやサポーターも使用
Step3|膝周囲の安定筋を強化
- 太もも(大腿四頭筋)とお尻(中殿筋)のトレーニング
- 膝に負担をかけない「膝を曲げない」運動からスタート!
📝 まとめ
- 膝の水腫は使いすぎそのものより、“間違った使い方”の蓄積で起こる
- 特にスポーツや立ち仕事は、足首・腰・体幹の崩れが大きな原因に
- 靴・動作・筋力のバランスを整えることで、水腫の予防・再発防止が可能