膝に水が溜まらない体をつくる!歩き方・動作・靴選びの極意

🔄 「水を抜いても、また溜まる…」

そんな悩みを繰り返さないために必要なのが、“日々の体の使い方”の見直しです。

水腫(膝に水がたまる状態)は、実は膝への繰り返しのストレスの蓄積が原因。
つまり、正しく歩いて、正しく立つだけで根本から改善&再発予防が可能なんです。


✅ まずは「歩き方」を変えよう


❌ NGな歩き方の例

  • つま先が外を向いている(がに股)
  • 足が内側に倒れている(過回内)
  • 膝が内側に入って着地している(ニーイン)
  • 重心が前に流れている(膝でブレーキをかけている)

こうした歩き方は、毎歩ごとに膝へダメージを与え続けている状態です。


✅ 正しい歩き方のポイント

  1. かかとから着地して、つま先で蹴る
  2. つま先と膝のお皿がまっすぐ前を向いていること
  3. 骨盤を前に押し出すように脚を運ぶ(脚ではなく“体幹”で歩く意識)
  4. 歩幅をやや広くとることで、膝が伸びた歩き方に近づく

✅ 動作時に膝に負担をかけない「コツ」


▶ 階段の昇り降り

  • 降りるときは膝だけに頼らず“太もも裏とお尻”を意識して使う
  • 急な階段では手すりを使って負担を分散

▶ 立ち上がるとき

  • 膝を前に出すのではなく、骨盤から体を前傾→お尻の筋肉で立ち上がる
  • このとき、膝を内側に入れないように注意!

▶ 立ち仕事・育児など長時間同じ姿勢

  • 時々膝の屈伸や足首の上下運動をして、関節液の循環を促す
  • 重心がどちらかの足に偏っていないか、自分でチェック!

✅ 靴選びは「リハビリそのもの」と考える


日本足病科協会が推奨する靴の条件:

  1. かかと(ヒールカウンター)が硬い
     → 足首のぐらつきを防ぎ、膝のねじれも抑える
  2. ねじっても“ぐにゃ”っと曲がらない構造
     → 土台の安定が膝の安定につながる
  3. 土踏まずに適度なサポートがある(インソール可)
     → 足のアーチが崩れると膝が内側に入りやすくなる

❌ 避けるべき靴

  • クロックス・サンダルなど柔らかすぎる靴
  • 長年履いて「かかとが潰れている」スニーカー
  • 中敷きが取れていたり、靴底が斜めにすり減っている靴

🔁 継続は力なり!日々の小さな動きが、膝を変える

「水を抜いた」「注射を打った」だけでは、根本的な解決にはなりません。
しかし、日々の歩き方・立ち方・靴の見直しを継続することで、
膝の負担は確実に軽くなり、再発しない身体へと変わっていきます。


📝 まとめ

対策項目ポイント
歩き方膝とつま先はまっすぐ、かかと着地
階段・動作お尻や体幹を使って動く
靴選びかかとが硬く、ねじれない構造
日常習慣長時間同じ姿勢を避け、こまめに動かす
姿勢意識骨盤・足首・体幹から整える