実際に膝の水が溜まった方がどう良くなったのか?3つの症例から学ぶ「根本改善のポイント」
水が溜まっては抜く」の繰り返しから卒業するには?
整骨院では、一時的な対処ではなく、根本からの改善を目指しています。
ここでは実際に当院で改善した「水腫」の患者さんの症例を3つご紹介します。
✅ 症例①|70代女性・右膝の慢性的な水腫
症状:1年前から右膝が定期的に腫れ、整形外科で4回水を抜いた
診断:変形性膝関節症(X線上で軟骨が少し減っていた)
原因分析:
- 骨盤が左に傾いており、右足に体重が常時かかっていた
- 歩く際に右足の足首が内側に倒れており、膝にねじれ負担が毎回加わっていた
アプローチ:
- 足元からのバランス調整(靴の変更とインソール処方)
- 骨盤の傾きを修正する施術と、生活での立ち方指導
結果:
約2ヶ月で腫れの頻度が激減、3ヶ月後には再発なしで歩行可能に。
✅ 症例②|40代男性・建設作業で膝が腫れる
症状:夕方になると膝の内側が腫れ、ズボンがきつくなる
病歴:過去に半月板損傷、現在はX線異常なし
原因分析:
- 現場仕事で片足荷重になりがち
- 作業靴が柔らかすぎて足首がグラグラ → 膝に過剰ストレス
アプローチ:
- 靴の変更(かかとが硬いモデルに)+仕事中の体重バランス指導
- 太もも裏とお尻の筋トレで膝を支える力を回復
結果:
約6週間で日中の腫れが起きなくなり、作業効率も改善。
✅ 症例③|30代女性・子育て中で膝が痛い
症状:膝の外側が腫れて痛い。しゃがむとつらい
背景:3人の子育て中で、頻繁に抱っこ・しゃがみ動作あり
原因分析:
- 猫背・反り腰傾向があり、常に前重心
- 内ももやお尻の筋力が弱く、膝に頼りきった生活動作
アプローチ:
- 骨盤・体幹の安定化を中心にリハビリ
- 毎日の抱っこの姿勢と靴の見直しをアドバイス
結果:
1ヶ月で痛みが改善、2ヶ月後にはしゃがみ動作もスムーズに。
🔑 根本改善には「膝だけでなく、全身を見ること」が大切!
水腫=膝の問題と思われがちですが、膝はあくまで“負担が集まる場所”にすぎません。
実際の症例でも、原因は足首・腰・靴・日常のクセにありました。
📝 まとめ
症例 | 原因 | 介入内容 | 改善期間 |
---|---|---|---|
70代女性 | 骨盤傾き+足首のねじれ | 靴+骨盤調整 | 約3ヶ月 |
40代男性 | 柔らかい靴+作業姿勢 | 靴+筋力強化 | 約6週間 |
30代女性 | 猫背+体幹不安定 | 姿勢指導+骨盤安定 | 約2ヶ月 |